IFHA(国際競馬統括機関連盟)は、昨日2020年世界のトップ100GⅠ競走を発表しました。
今回は11ヵ国40競馬場のGⅠ競走がリストに名を連ね、1位はイギリスのインターナショナルS(125.25)、2位はアイルランドの愛チャンピオンS(124.75)、そして、3位はジャパンカップ(124.50)でした。なお、2015年に現行の形式でランキング発表が始まって以降、3位はこれまでの日本の競走の中で最高位となります。
- 注記:( )内の数値は年間レースレーティング
その他日本の競走は、以下のとおり合計14競走が100位以内となり、ランクインした競走数では、オーストラリア(25競走)、イギリス(18競走)に続き、世界3位となります。
また、5つある距離区分(SMILE)のうち、マイル(Mile)カテゴリー(安田記念)、ロング(Long)カテゴリー(ジャパンカップ)、エクステンディッド(Extended)カテゴリー(天皇賞(春))の3部門で日本の競走が最上位となるなど、非常に高い評価を受けた年となりました。
順位 | レース名(年間レースレーティング) |
---|---|
3位 | ジャパンカップ(124.50) |
4位 | 天皇賞(秋)(123.75) |
7位 | 安田記念(123.25) |
10位 | 有馬記念(グランプリ)(122.75) |
26位 | 大阪杯(119.75) |
29位 | マイルチャンピオンシップ(119.50) |
43位 | 宝塚記念(118.00) |
47位 | 東京優駿(日本ダービー)(117.75) |
51位 | 高松宮記念(117.50) |
55位 | 天皇賞(春)(117.25) |
60位 | 皐月賞、菊花賞(116.75) |
74位 | スプリンターズステークス(116.25) |
82位 | ヴィクトリアマイル(116.00) |
2020年の年間レースレーティングの上位100競走(2歳を除く)をランキングしたもの。
年間レースレーティングは、当該競走における上位4着までの馬の公式レーティング(注記)の平均値をいいます。競走の質を表すこの数値は、格付け審査等に用いられます。なお、牝馬限定競走以外のレースで、上位4着までに牝馬が入着した場合には、当該馬に牝馬アローワンス(一律4ポンド)を加算して算出します。
- 注記:当該馬がその年度に得た最高レーティングを指します。115ポンド以上の馬についてはIFHA(国際競馬統括機関連盟)の専門部会であるWBRRC(ワールドベストレースホースランキング委員会)の協議により決定されます。また、114ポンド以下の馬については、その結果を受け各国のハンデキャッパー等により決定されます。