猪熊弦一郎(1902年から1993年)の作品は、身近なものから人の顔、動物、都市、宇宙にいたるまで様々なモチーフにあふれています。本展は、その中から「馬」と「女性」の絵を集めた展覧会です。
猪熊は馬について「神様が作られた作品の中でも傑作の中の傑作」と述べ、また女性についても「あんなに完全にバランスをもった美しい立体はない」と語りました。画家にとって馬と女性は魅力に満ちたモチーフだったのでしょう。両者は組み合わせて描かれることで、画家にさらなる美しさを見出されました。
本展では、そうした猪熊の美意識に注目しつつ、初期の写実絵画から晩年の自由なスタイルまで、ダイナミックに変貌する作品をご紹介します。馬と女性たちが織り成す色と形の世界をご堪能ください。
10月6日(土曜)から12月2日(日曜)
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1.題名不明
1987年 アクリル・紙
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵
(c)公益財団法人 ミモカ美術振興財団 -
2.《サクランボ》
1939年 油彩・カンヴァス
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵
(c)公益財団法人 ミモカ美術振興財団 -
3.《七月の馬》
1966年 水彩・紙
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵
(c)公益財団法人 ミモカ美術振興財団
詳細は公益財団法人 馬事文化財団のホームページをご覧ください。