「2017年度JRA賞馬事文化賞」が決定!

JRAは1月9日(火曜)、『2017年度JRA賞馬事文化賞選考委員会』を開催し、受賞者を決定しましたのでお知らせいたします。

受賞作

「世界で一番美しい馬の図鑑」

受賞者

(著者)タムシン・ピッケラル氏

(写真)アストリッド・ハリソン氏

(翻訳)川岸 史氏

(出版)株式会社エクスナレッジ

受賞者プロフィール

タムシン・ピッケラル氏
美術史家であり、動物研究家。獣医師の娘としてイングランドの片田舎に生まれ、常にいろいろな動物たちに囲まれて幼少期を過ごす。その後、ヨーロッパと北米で動物看護師として働き、実践的な馬の看護や健康管理も経験する。現在は、それまでの経験を生かして動物をテーマにした作家活動に専念している。主な著書に『世界で一番美しい猫の図鑑』、『世界で一番美しい犬の図鑑』などがある。

アストリッド・ハリソン氏
写真家。2008年初めにアルゼンチン北西部の高地にある牧場で働きながら、馬などの動物の写真を撮り始める。以後米国やアンデス山麓、キューバ、スイス、モザンビーク、アイスランド、地中海に浮かぶミノルカ島など、世界各地で動物写真を撮り続けている。

川岸 史(かわぎし ふみ)氏
翻訳家。立教大学ドイツ文学科卒。主な訳書に『人生最後の食事』、『建築する動物』などがある。映像翻訳、コミック翻訳、「通訳・翻訳ジャーナル」でのコラム執筆も行う。

株式会社エクスナレッジ
今年で創刊60周年を迎える雑誌「建築知識」をはじめ、建築・住宅の専門書からインテリア関連書籍などを扱う建築専門出版社。近年はそれらに加え、生物の図鑑や、暮らしにかかわる生活・趣味実用書、芸術書など、幅広いジャンルの雑誌・書籍を出版し、社会に資する知識の発信に努めている。

受賞作の概要

80種を超える馬種の進化の歴史をたどるとともに、人類の歴史や発展に最も大きな影響を与えた動物、馬がいかに人間社会において重要な役割を果たしてきたかを、美しい写真を交えながら紐解いていく写真集のような図鑑。

受賞理由

速さと優雅さを兼ね備えた走り、気高く個性豊かな毛並み、人間の良き友となってくれる賢さ、優しげな瞳など多彩な魅力をもつ馬の進化と人間の歴史が、タムシン・ピッケラル氏の解説とアストリッド・ハリソン氏の躍動感ある美しい写真の融合によって、図鑑の枠を超えたアート作品に仕上がっていることが評価されました。

(参考)
JRA賞馬事文化賞は、当該年度において文学、評論、美術、映画、音楽、写真、公演等を通じ馬事文化の発展に特に顕著な功績のあった者に授与します。

梯 久美子 氏 (ノンフィクション作家)

小長谷有紀 氏 (人間文化研究機構 理事)

酒井 忠康 氏 (世田谷美術館 館長)

末崎 真澄 氏 (馬事文化財団 理事)

畑山 光伸 氏 (中央競馬馬主社会福祉財団 理事長)

坂東 賢治 氏 (毎日新聞社 論説室専門編集委員)

本村 凌二 氏 (早稲田大学 特任教授)

山本 容子 氏 (銅版画家)

2017年度のJRA賞馬事文化賞は、2016年11月から2017年10月末までの1年間に出版・制作等された馬・馬事に関する文化作品について、内容を個々に検討のうえ、昨年12月の第1回選考委員会を経て、本日の第2回選考委員会で、(著者)タムシン・ピッケラル氏、(写真)アストリッド・ハリソン氏、(翻訳)川岸 史氏、(出版)株式会社エクスナレッジの「世界で一番美しい馬の図鑑」に決定しました。

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