エイシンフラッシュ号の引退式【中山競馬場】

 2010年の日本ダービー(GI)、2012年の天皇賞(秋)(GI)などを制したエイシンフラッシュ号(牡6歳 栗東・藤原 英昭厩舎)の引退式が本日中山競馬場で行われました。なお、同馬は今後、北海道安平町の社台スタリオンステーションにて種牡馬となる予定です。
 エイシンフラッシュ号の関係者コメントは以下のとおりです。


●馬主 平井克彦氏のコメント
 「エイシンフラッシュは亡き父・平井豊光にとってかけがいのない馬で、馬主人生36年目にして初めてとなるダービーオーナーの称号を与えてくれました。人生最後の寿司を食べたのも天皇賞(秋)(GI)の夜でした。残念ながら昨日の有馬記念(GI)は回避となりましたが、GIレースの出走回数が17回で3着以内も8回と、タフさと安定した強さには驚かされました。種牡馬として第二の人生をスタートしますが、父に似たハンサム・美人な子供が誕生するかと思いますので、子供も応援してください。今までたくさんの夢を見せてくれてありがとう、お疲れ様、そしてこれからもよろしく。」

●管理調教師 藤原 英昭調教師のコメント
 「いつも元気に表舞台に立っていましたが、そこに至る苦労を少しでも分かっていただきたく、エイシンフラッシュの軌跡を映像にまとめました。エイシンフラッシュは日本男児らしく、我慢強くひたむきに走り、弱みを見せない強さを持っていました。能力も高かったため、いつも考えさせられながら励みにしていました。ダービーの勝利は今後経験できるか分からない貴重な体験です。」

●ミルコ・デムーロ騎手のコメント
 「多くの方の前で勝つことができた天皇賞(秋)(GI)は、一生忘れられない思い出です。エイシンフラッシュは、決して諦めないとても強い馬でした。子供にもぜひ乗りたいです。」

●内田 博幸騎手のコメント
 「今は亡き平井豊光オーナーも天国で引退を見届けてくれているのではないでしょうか。エイシンフラッシュには難しい面がありましたが、能力がありスタッフが苦労して育てたことで、大きな栄冠につながったと感じています。自分が騎乗しなくなってからも、エイシンフラッシュの活躍を見て、彼の子供に乗りたいと感じていました。今まで夢と感動を与えてくれてありがとう、お疲れ様でした。」

●生産者 社台ファーム 吉田照哉氏のコメント
 「とても均整の取れた馬体で、いつも毛艶が良く輝いていました。顔もキリッとしていて、まさにサラブレッドという馬でした。折り合いが難しく、騎手も苦労したようですが、うまく決まった時はとても強かったです。シンジケートは人気があり、たくさんの種付け申し込みをもらっています。サンデーサイレンス系の牝馬に種付けができるので配合もしやすく、良い子供が産まれると考えています。エイシンフラッシュがここまで活躍できた要因である丈夫さを、子供もぜひ継いでほしいです。」

2012年 天皇賞(秋)(GI)

<プロフィール>

馬 主 平井 克彦
調教師 藤原 英昭
生年月日 2007年3月27日
血 統 父 King’s Best
母 ムーンレディ
生産牧場 社台ファーム
成 績(2013年12月23日(祝・月)現在)

JRA通算成績 25戦6勝
獲得賞金 756,072,000円
(付加賞含む)
海外通算成績 2戦0勝
海外獲得賞金 31,044,400円
重賞勝鞍
2010年 京成杯(GIII)
日本ダービー(GI)
2012年 天皇賞(秋)(GI)
2013年 毎日王冠(GII)
・ 海外獲得賞金 : 31,044,400円 ・ 重賞勝鞍 :
2010年 京成杯(GIII)
日本ダービー(GI)
2012年 天皇賞(秋)(GI)
2013年 毎日王冠(GII)
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