2014年度競馬番組等について

 2014年度の開催日割については、札幌競馬場のリニューアルオープンおよび中山競馬場スタンド等整備工事に伴う変更を行うとともに、1月5日(日)から12月28日(日)まで年間を通じてお客様に中央競馬を楽しんでいただけるよう設定いたします。
 また、重賞競走については、内容の充実した魅力ある競走を提供することを目的として、2歳馬の重賞競走体系の大幅な改善やジャパンカップダート(GI)の競走名および施行場の変更等の改善を行います。

 なお、2014年度の「開催日割表」、「重賞競走一覧表」等は、こちらからダウンロードいただけます。


開催日割について

 開催日割については、札幌競馬場のリニューアルオープンや、中山競馬場スタンド等整備工事に伴う開催の振替等を踏まえ、より多くのお客様にご参加いただく機会を拡大し、併せて興行面での一層の盛り上がりを図る観点から、以下のとおり設定いたします。

(1) 札幌競馬場のリニューアルオープンについて
   札幌競馬場は7月26日(土)にリニューアルオープンいたします。これにより、札幌・函館競馬は平年どおり各2開催といたします。

【2013年度】       【2014年度】
第1回函館競馬(6日間) 第1回函館競馬(6日間)
第2回函館競馬(6日間) 第2回函館競馬(6日間)
第3回函館競馬(6日間) 第1回札幌競馬(8日間)
第4回函館競馬(6日間) 第2回札幌競馬(6日間)

(2) 中山競馬場スタンド等整備工事に伴う開催の振替について
   2014年度については、中山競馬場スタンド等整備工事に伴い、平年の第4回中山競馬が開催できないため、開催を以下のとおり振り替えることといたします。

【2013年度】       【2014年度】
第4回中山競馬(9日間)     第3回新潟競馬(8日間)
第3回新潟競馬(6日間) 第3回福島競馬(6日間)

(3) 年初および祝日における開催について
   年初は、1月5日(日)から中山・京都競馬を開催いたします。
 また、1月13日(祝・月)に中山・京都競馬を開催し、第1節は1月5日(日)および6日(月)の2日間、第2節は1月13日(祝・月)を含む3日間開催といたします。
 このほか、3月21日(祝・金)から3月23日(日)までは、中山・阪神および中京競馬の3日間開催とし、下表のとおり各日とも2場開催といたします。

  3月21日(祝・金) 3月22日(土) 3月23日(日)
開催場 2回中山7   2回中山8
  1回阪神7 1回阪神8
2回中京3 2回中京4  

 さらに、10月13日(祝・月)および11月24日(休・月)の祝日・休日にも東京・京都競馬を開催いたします。

(4) 開催日数について
   2014年度の競馬場毎の開催日数については、以下のとおりといたします。

・札幌競馬2開催14日   ・中山競馬4開催33日
・函館競馬2開催12日   ・中京競馬4開催24日
・福島競馬4開催24日   ・京都競馬5開催47日
・新潟競馬3開催28日   ・阪神競馬5開催40日
・東京競馬5開催46日   ・小倉競馬2開催20日

○競馬番組等について

1.重賞競走について (詳細はこちらをご覧ください。)

(1) 2歳馬の競走体系の改善について
   2歳馬競走の開始時期の早期化および競走距離の多様化により、近年、特に中距離競走における競走内容の充実が著しいことから、現状のマイルGI競走に加え、2歳中距離路線の頂点となる競走を、皐月賞(GI)と同じ舞台となる中山競馬場で編成することとし、ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GIII)を、第4回中山競馬第8日に、ホープフルステークス(GIII)[2,000m芝]と名称を変更したうえで施行することといたします。

併せて、朝日杯フューチュリティステークス(GI)については、競走内容のより一層の充実を図る観点から、施行場を阪神競馬場へ変更することといたします。
また、これらに伴い、競走体系のさらなる充実およびローテーションを整備する観点から、第4回東京競馬第1日に、いちょうステークス(新設重賞)[1,600m芝]を、第5回京都競馬第8日に、ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(新設重賞)[2,000m芝]を新設し、さらに一部重賞競走の施行時期を変更いたします。

   
(2) ジャパンカップダートの改善について
   ジャパンカップダート(GI)については、日本調教馬を中心としたダート最高峰競走としての位置付けを明確にする観点から、施行場を中京競馬場へ変更(第4回中京競馬第2日)するとともに、国際招待競走からとした上で、チャンピオンズカップ(GI)[1、800mダート]へ改称いたします。
 また、ダート有力馬のさらなる出走を促すため、褒賞金制度を新設いたします。

【褒賞金制度】
 前年の同競走施行日以降の国内ダートGI・JpnI優勝馬が同競走において、第3着までに入着したときに下表のとおり褒賞金を交付する。

交付対象者 褒賞金の額
チャンピオンズカップにおける成績
第1着 第2着 第3着
交付総額 5,000万円 2,000万円 1,000万円
馬 主 4,000万円 1,600万円 800万円
厩舎関係者 1,000万円 400万円 200万円
   
(3) 開催日割の変更等に伴う施行場・施行時期・施行日の変更について
   札幌競馬場のリニューアルオープン、中山競馬場のスタンド等整備工事および開催日割の変更等に伴い、一部重賞競走の施行場・施行時期・施行日を変更いたします。
   
(4) 格付けの表記について
   平地重賞競走の格付け(グレード)については、「日本グレード格付け管理委員会」において承認されたものです。
なお、ホープフルステークスはGII昇格を、アルテミスステークスおよびラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは新規格付けのGIII取得を、それぞれ申請中であり、追加承認された場合、格付け表記を変更いたします。
   
(5) キーンランドカップの負担重量の変更について
   スプリンターズステークス(GI)の前哨戦として近年競走内容が充実しているキーンランドカップ(GIII)の負担重量を、収得賞金によって加増する別定重量(賞金別定)から、優勝した重賞競走の格に応じて加増する別定重量(グレード別定)に変更いたします。
   
(6) 有馬記念における特別出走奨励金の交付
   競走内容のより一層の充実を図る観点から、「有馬記念競走における褒賞金交付基準」に代えて、下表のとおり新たに特別出走奨励金を交付することといたします。

【特別出走奨励金】
 当該年度において、GI競走で第3着以内となったことがある馬または平地の重賞競走優勝馬のうち、ファン投票上位(10位以内)馬が有馬記念に出走したときに下表のとおり特別出走奨励金を交付する。

当該年度の有馬記念
ファン投票順位
特別出走奨励金の額
1位〜 3位の馬 2,000万円
4位〜 5位の馬 1,000万円
6位〜10位の馬 500万円

2.GI競走における出走馬決定方法の改善について
 3(4)歳以上GI競走の競走内容の充実を図る観点から、下表の前哨戦で第1着となった馬にGI競走への優先出走を認めることといたします。

GI競走 前哨戦(優先出走権付与対象競走)
フェブラリーステークス 東海テレビ杯東海ステークス(GII)
根岸ステークス(GIII)
高松宮記念 阪急杯(GIII)
夕刊フジ賞オーシャンステークス(GIII)
天皇賞(春) 阪神大賞典(GII)
日経賞(GII)
産経大阪杯(GII)
ヴィクトリアマイル サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(GII)
福島牝馬ステークス(GIII)
農林水産省賞典安田記念 読売マイラーズカップ(GII)
京王杯スプリングカップ(GII)
スプリンターズステークス キーンランドカップ(GIII)
セントウルステークス(GII)
天皇賞(秋) 産経賞オールカマー(GII)
毎日王冠(GII)
農林水産省賞典京都大賞典(GII)
エリザベス女王杯 府中牝馬ステークス(GII)
マイルチャンピオンシップ サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークス(GIII)
毎日放送賞スワンステークス(GII)
チャンピオンズカップ みやこステークス(GIII)
東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(GIII)

3.収得賞金の算入方法の見直しについて
 重賞競走を除くオープン競走について、現行「1着本賞金の半額」としている収得賞金への算入額を下表のとおり定額化いたします。
 なお、適用については夏季競馬(第3回東京競馬・第3回阪神競馬)からといたします。

競 走 算入額
平 地 2歳(※) 800万円
3歳 1,000万円
3(4)歳以上 1,200万円
障 害 一般競走 600万円
特別競走 750万円

※ただし、九州産馬限定競走は700万円。

4.障害競走の編成方針について
 2014年度以降の障害競走については、2場開催時や主要オープン競走を除き、原則として第3場での編成を基本とし、同日に2競走編成する場合は同一場で編成することといたします。

5.JRA60周年記念事業について
 2014年がJRA60周年にあたることから、全国10箇所の競馬場で「JRA60周年記念」競走を施行するとともに、お客様に60年の感謝の気持ちを込めた各種イベント等も企画いたします。
 なお、対象競走は以下のとおりといたします。
(例:JRA60周年記念 札幌記念)

競馬場 対象競走 開催日・月日
札幌 札幌記念(GII) (2回札幌2日)  8月24日(日)
函館 農林水産省賞典 函館記念(GIII) (2回函館6日)  7月20日(日)
福島 七夕賞(GIII) (2回福島4日)  7月13日(日)
新潟 農林水産省賞典 新潟記念(GIII) (2回新潟12日) 9月 7日(日)
東京 天皇賞(秋)(GI) (4回東京9日) 11月 2日(日)
中山 皐月賞(GI) (3回中山8日)  4月20日(日)
中京 チャンピオンズカップ(GI) (4回中京2日) 12月 7日(日)
京都 菊花賞(GI) (4回京都7日) 10月26日(日)
阪神 宝塚記念(GI) (3回阪神8日)  6月29日(日)
小倉 農林水産省賞典 小倉記念(GIII) (2回小倉4日)  8月10日(日)

6.各種シリーズについて

(1) ワールドスーパージョッキーズシリーズについて
   ワールドスーパージョッキーズシリーズは施行場を変更し、第5回東京競馬第4節において施行いたします。
   
(2) サマーシリーズについて
   夏季競馬の振興を図るため、2013年に引き続き「サマーシリーズ」と題して「サマースプリントシリーズ」、「サマーマイルシリーズ」、「サマー2000シリーズ」および「サマージョッキーズシリーズ」を実施いたします。
 また、サマージョッキーズシリーズについては、対象競走をサマーシリーズ実施期間における平地の全重賞競走(25競走)から、「サマースプリントシリーズ」、「サマーマイルシリーズ」、「サマー2000シリーズ」対象競走(14競走)に変更いたします。

【対象競走】

サマースプリント サマーマイル サマー2000
函館スプリントステークス(GIII)
CBC賞(GIII)
アイビスサマーダッシュ(GIII)
テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
キーンランドカップ(GIII)
セントウルステークス(GII)
トヨタ賞中京記念(GIII)
関屋記念(GIII)
京成杯オータムハンデキャップ(GIII)
七夕賞(GIII)
農林水産省賞典函館記念(GIII)
農林水産省賞典小倉記念(GIII)
札幌記念(GII)
農林水産省賞典新潟記念(GIII)

7.「外国の競馬の競走に出走する馬及び関係者に対する補助金・褒賞金交付基準」の廃止について
 我が国の競走馬の資質向上および競馬に対する諸外国の認識をより一層深めるために設定した「外国の競馬の競走に出走する馬及び関係者に対する補助金・褒賞金交付基準」について、昨今の諸外国における日本調教馬の活躍を踏まえると、設定当初の目的は概ね達成されたと考えられることから、本基準を廃止することといたします。

この2014年春季競馬番組については、農林水産大臣の認可事項が含まれておりますので、
認可後に確定いたします。
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